(3/31)
更新を休止しました。

(10/14)
「二軍コピペ」に新カテゴリ
「もぅマヂ無理」を追加しました。
(8/21)
アクセスランキング・人気記事ランキングをリニューアル。現在調整中につきもう暫くお待ち下さい。

(8/12)
本日は更新をお休みさせて頂きます。
ご了承下さい。

(7/1)
トップ絵・壁紙をリニューアル。
「怖いコピペ」に新カテゴリ
「ロミオ・勘助」を追加しました。

(6/18)
副管理人・副々管理人のプロフィールを追加しました。

(5/25)
一部フォントを変更しました。

(5/6)
「ゴールデンウィークスペシャル」最後までお楽しみ頂けましたか?
次回の特別編成は夏頃を予定しております。ご期待下さい。
五月病は笑えるコピペを読んでサッパリ笑い飛ばしちゃいましょう!

(5/6)
ゴールデンウィークスペシャルもいよいよ今日がラスト!
最終日は管理人オススメ、2chの長編スレシリーズをたっぷりお楽しみ下さい!

(5/5)
ゴールデンウィークスペシャル三日目は特別編成恒例「洒落怖」!
各まとめサイトで殿堂入りを果たしたあの名作、この名作をお楽しみ下さい!

(5/4)
ゴールデンウィークスペシャル二日目は
真偽の程はともかく「ちょっぴりタメになるコピペ」をたっぷりご紹介致します!

(5/3)
今日から6日までの4日間は「ゴールデンウィークスペシャル」!
本日はネットで古くから愛されてきた名作コピペの祭典「古典祭 ~春の陣~」をお楽しみ下さい!

(4/22)
「あやぽんRSS」無事復旧のためヘッドラインを元に戻しました。

(3/4)
地味で暗い背景を何とかしようと模様替え()。ついでにテンプレも少々修復しました。
こういうリニューアルは4月頭にやるのがセオリーだと言うのに、一ヶ月も先走って改築してしまう洒落の利かない管理人なのであった。
ここはそういうクソのような人がやってるブログだと思って下さいませ。

(3/1)
RSS一覧を整理。

(2/24)
「二軍コピペ」に新カテゴリ
「くぅ~w」を追加。

(2/7)
メニューバーをリニューアルしました。
これでIEでの表示も問題なくなるかも…?

(2/2)
4ヶ月ぶりにトップ絵一新。
ブログ創立以来初のテキスト複合型トップ絵に無謀にも挑戦。
不具合等ありましたら至急連絡お願いします。

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    後女


    35 名前:1/7 投稿日:03/06/02 22:19
    中1の夏でした。
    私の祖母の一番上の兄、泰造さんが亡くなりました。
    といっても、私は泰造さんとは殆ど面識がなかったのですが
    夏休みということもあり、両親と共にお葬式に出掛ける事になり、
    私はそのとき初めて泰造さんの屋敷を訪れたのでした。
    そこは某県の山奥、大自然に囲まれた、まさしく田舎といった場所で、
    屋敷と呼ぶにふさわしい、古いながらもとても大きな家構えでした。


    37 名前:2/7 投稿日:03/06/02 22:20
    敷地内には鶏小屋があり、たくさんの鶏が飼育されていました。
    泰造さんの娘にあたるおばさんが、売りには出せない小さな卵を私や親戚の子供達にくれたので、
    大人達が集まるまでの時間、私は子供達と一緒にその卵を使って、おままごとなどをして過ごしました。
    そのうちお葬式が始まり、私は足の痺れと眠気と闘いながらあまり面識のない泰造さんの遺影を見つめていました。


    38 名前:3/7 投稿日:03/06/02 22:21
    そしてお葬式も滞りなく終わり、両親や親戚のおじさんおばさん達は
    ビールや寿司を囲みながら、泰造さんの思い出話や子供たちの話、
    世間話などで盛り上がり、私もおじさん達にビールを注いだりと愛想をふりまきながら、
    やがて田舎の涼しく心地よい風を感じる夕暮れ時となっていました。
    ふと尿意を感じた私は席を立ち、ひとり便所へと向かいました。


    41 名前:4/7 投稿日:03/06/02 22:22
    かなりの田舎ということもあり、便所は少し変わったつくりをしていました。
    扉を開くと裸電球の下、まず男用の小便器があり、そこにまた扉があります。
    それを開くといわゆる、ぼっとん便所が奥にあるのです。
    ですが、電気は始めの個室の裸電球しかなく、私はふたつめの扉をあけたまま、
    薄暗いぼっとん便所で用を足すことになりました。


    43 名前:5/7 投稿日:03/06/02 22:23
    田舎の夏の夕暮れの独特な雰囲気と、慣れない木造の便所で少し気味が悪かったのですが、
    鼻歌を歌い、気を紛らわしながら用を足し、服を整えて振り返りました。

    それはいました。

    ひとつめの個室の裸電球の下、白い服を着て、真っ黒な長い髪を無造作に束ねた女のうしろ姿。
    私は恐怖で体が痺れたようになり、厭な汗が体中から噴き出しているのを感じました。
    どれぐらいの時間でしょう。長いような短いような。女の頭から目を離せずにいた私の耳に
    「コォォーーーーー……」
    という、かすれた音のような声のようなものが聞こえてきました。
    それと同時に私は少しずつ視線を下へとおとしていきました。
    私の目に飛び込んできたものは、異様に爪の長いおんなの手の甲…そして足の…指…?

    こっちを向いてる……!!

    うしろ姿だとおもっていた女は、まぎれもなく正面を向いていました。
    髪をすべて前へ下ろし、あごのあたりでひとつに束ねていたのです。
    女の顔は全く見えない…見えないけれど見える…見えない…。
    「ひぃぃ…ひぃぃ…」私はガタガタ震えながら、泣いていました。
    そして女はゆっくりと両手をあげ、髪を束ねている紐に手をかけようとしました…。
    そのとき「ガタッ」と扉の開く音と同時に、父の姿が見えました。

    グルッ

    女が扉のほうへ振り返り、そこで私は気を失いました。

    44 名前:6/7 投稿日:03/06/02 22:24
    目を覚ますと、私は布団に寝かされていました。両親が心配そうに私の顔を覗き込んでいました。
    「変な女がおったんよ!!怖かった…怖かった…。」
    また泣きそうになる私を見て、二人はうんうんと頷いていました。父はあの女の姿を見てはいないようでした。
    少し落ち着きを取り戻した私に、おばさんが一冊の古びた冊子を持ってきました。
    それは亡くなった泰造さんの覚え書きのようなものでした。
    そのうちの黄ばんだ1ページに墨で描かれていた絵は、私が便所で見た女そのものでした。
    「うちのお父さんな、こんなおそろしいもん、よう見とったみたいなんよ。
     この覚え書きはお父さんが死んでしもてから見つけたんやけど、なんやいつもえらい怯えとったんやわ。
     それやのに全然気付いてあげれんかった…。」
    そう言っておばさんは涙ぐんでいました。


    45 名前:7/7 投稿日:03/06/02 22:24
    その覚え書きを見せてもらうと、泰造さんはあの女のことを後女(うしろ女?)と呼んでいたようでした。
    鶏の飼育についてや森での狩りなどの覚え書きの合間合間に、後女について記してありました。
    今となってはあまり覚えていませんが、最後のページにはこう書いてあったと思います。

    「後女の真の面、真の背、目にしたとき我は死すか」

    私は後女が振り返ったあのとき、女の後頭部を見たような気もするし、見なかったような気もします。

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